- 20世紀初頭に船でニューヨークに向かうヨーロッパ移民の姿はそのまんま「ゴッドファーザー」の世界(ヴィトー・コルレオーネの移住は1901年設定)。
- フラット・アイアン・ビルディングってフィフス・アヴェニュー・バンドのアルバム・ジャケットに写ってる1階にレストラン・デルモニコスがあるあのビル?と思ったけど、高さも場所も全然違った。
- シカゴに高架鉄道が既にあった頃、西部ではまさに西部劇映画のような世界があって、日本では、日露戦争(1904~1905年)終戦直後で、まだまだみんな和装。韓国は韓服、中国は辮髪で時代の変化を感じますが、インド(ターバン)はほとんど前時代感なし、といった気付きは多数。花魁道中の写真は初めて見ました。
- 後付けの変なカラー化はしていない方が良い。最近のAIカラー化技術にしては拙いですが、巻末に「本書掲載のワルデマール・アベグが撮影したオリジナルのガラス板(9×13cm)は帰国後、ベルリンにあった小規模の会社Photographische Jens Lützenで着色された」との注記あり。いつ頃の着色なんだろうか。