2016-01-01から1年間の記事一覧

「007/スカイフォール」

NHK−BSプレミアムで3月21日放送。サム・メンデス監督。2012年。 吹き替え放映で、英語副音声+デジタル放送の字幕(吹き替え台詞の書き起こし)で観たため、非常に興をそがれましたが、心身共に疲弊気味の中、ボヤッと観るには良い塩梅。 怪優ハ…

「選択9月号」

メモ 英国のタブーなき「テロ対策」−人権より「国民総監視」を選ぶ国 中国「海上民兵」の研究−尖閣「大挙侵犯」習近平の真の狙い 中国農民「貧困と格差」の壮絶−共産党揺るがす「社会不安」の火元に 政界スキャン(379)−安倍は象徴天皇制をどうする気か …

「アルゴ」

NHK−BSプレミアムで2月29日放送。ベン・アフレック監督。2012年。 前評判の高さに期待値を上げすぎたのか、ベン・アフレック監督作品の抑制の効いた趣味の良さは「ザ・タウン」で強く印象づけられていたので、仰天するようなインパクトはなし。 …

「ハード・デイズ・ナイト」

NHK−BSプレミアムで6月17日放送。リチャード・レスター監督。1964年。 ビートルズ初主演映画。オリジナルの邦題は「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 」。2014年のリマスター版。 列車の中でビートルズがナンパする女学生のうちの1人…

「続悪名」

BS日テレで7月15日放送。田中徳三監督。1961年。 完全に惰性で観賞。中盤のシルクハットの親分の宴席で河内音頭が使われてましたでしょうか。 田宮二郎が刺されるシーンがモダンでハッとする構図。宮川一夫のアイデアだそう。 考えてみるに、交際中…

「悪名」

BS日テレで7月9日放送。田中徳三監督。1961年。 本作のサウンドトラックである三音家浅丸「悪名」が一時期名盤扱いされていたという記憶により観賞してみましたが、最初の方で流れていた河内音頭がそれだったかしら、というぐらいの印象。 遊郭店頭…

高田昌幸 「真実−新聞が警察に跪いた日」

書店で清水潔「殺人犯はそこにいる−隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」の隣に平積みされていたアイテム。昔、「選択」の連載「本に遇う」で取り上げられていて関心があったので購入。 秘密交渉の細かいディテイルが延々と続くので大きな流れを見失いが…

西原理恵子+母さんズ「ああ息子」

子育てで悩むというか考え込むこと多数。世に溢れる母親向け子育て啓蒙書ではなく、椎名誠「岳物語」のような子育てケーススタディが読みたいのですが、どうも上手くみつけられません。 とりあえず本書を手に取ってみましたが、息子の珍奇な行動ではなく親側…

Various Artits 「Mambologia Pa Gozar Vol. 1」

引き続きラテン音楽が聴きたくて、ラテン音楽ネット(ビエント・ラティーノ)という専門サイトで物色。 曲目リストがあるだけで録音年等のデータもなく、ライナーもないのでコンパイルのコンセプトなど全く分かりませんが(表紙裏にスペイン語で書かれている…

清水潔「殺人犯はそこにいる−隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」

6月に文庫化ということで、今夏、書店やネット等、随所で目にする機会が多くフラフラと購入。 調査報道としては素晴らしい業績だとは思いますが、記述がナルシスティックだったりアングルがきつかったり、読み物としてはそこまで面白くもありません。 面白…

「レコード・コレクターズ9月号」

久々に目新しさのある充実した特集(「黄金時代のAOR」)。 メモ 田中康夫「たまらなく、アーベイン」 Ned Doheny「Hard Candy」 The Emotions「Blessed: The Emotions Anthology 1969-1985」

南條竹則 「中華料理秘話・泥鰌地獄と龍虎鳳」

ちょっと前に食関係のエッセイを集めていた頃に購入したうちの一冊。まとめて積みっ放しですが、旅行の伴に本書を手にとってみました。 「泥鰌地獄の謎」「龍虎鳳」「叫化鶏」「魚と羊」という冒頭からの4つが、単にペダンティックなだけではない実体験も絡…

売払い

ヴァージニア・ウルフ 「ヴァージニア・ウルフ短編集」 竹村淳 「ラテン音楽名曲名演ベスト111」 村川堅太郎/江上波夫/山本達郎/林健太郎「詳説・世界史(再訂版)」 浦沢直樹/長崎尚志「MASTERキートンReマスター」 久住昌之/谷口ジロー 「…

御厨貴 「後藤田正晴と矢口洪一−戦後を作った警察・司法官僚」

「知と情−宮澤喜一と竹下登の政治観」を読んだ時点では入手困難だったオーラル・ノンフィクション第1弾ですが、文庫化されているのを書店で発見して即購入。 後藤田正晴/御厨貴 「情と理−カミソリ後藤田回顧録(上)(下)」を既に読んでいたこともあり、…

「選択8月号」

メモ 英国はEU離脱を「反故」にする−新首相は時間稼ぎ「立ち消え戦術」 メキシコ「麻薬戦争」は永遠に続く−「巨大消費地」米国がある限り トルコ「軍反乱劇」の地政学的深傷−最大の「敗者」は米国 増加必至の南アジア「イスラムテロ」−二億人を洗脳する「…

山田済斉編 「西郷南州遺訓−附・手抄言志録及遺文」

昔から興味があってネットで拾い読みなどしていたところ、深く刺さるフレーズもあり、手元に置いておきたくなり購入。 東北戦争後の寛大な処置に感謝した旧出羽庄内藩の関係者が鹿児島を訪問し、西郷隆盛から聞いた話をまとめたものが「遺訓」。いわば本編。…

手塚治虫ほか 「まんがトキワ荘物語」

映画「トキワ荘の青春」の余勢を駆って購入。 12人の「トキワ荘物語」の中では赤塚不二夫のものが可愛らしくかつ感傷的でとても良い。 映画では漫画少年廃刊の際も「キャバキャバ」はありませんでしたが、永田竹丸「トキワ荘物語」では意味不明の造語とし…

「ア・フュー・グッドメン」

NHK−BSプレミアムで2月10日放送。ロブ・ライナー監督。1992年。 やや水戸黄門的ですが、鑑賞に堪えないというほどでもなく。 アメリカ映画の名セリフベスト第29位「You can't handle the truth!」が「おまえに真実は分からん!」はかなりもっ…

クリストファー・マクドゥーガル 「BORN TO RUN 走るために生まれた/ウルトラランナーvs人類最強の”走る民族”」

発売当初から面白そうだなとずっと横目で見ていたのですが、自分は走らないしなと何となく敬遠していたアイテム。最近ポツポツと走ったこともあって購入。 思い入れが走ってしまってちょっとニューエイジ/疑似科学っぽい部分もなくはないのですが、カバーヨ…

「トキワ荘の青春」

BSジャパンで1月30日放送(CM中断あり)。市川準監督。1996年。 声を張らない、説明的な台詞は一切言わない、といったリアリズム演出が鼻につくところもありますし、それであってなおスムースに理解させるという精緻な計算までは出来ていない印象…

「レコード・コレクターズ8月号」

メモ Count Basie & His Atomic Band 「Complete Live at the Crescendo 1958」

「天国から来たチャンピオン」

NHK−BSプレミアムで3月1日放送。ウォーレン・ベイティ/バック・ヘンリー監督。1978年。 当初はモハメド・アリを主人公にボクシングを舞台にする予定だったものの、出演を断られたためNFLに変更してウォーレン・ベイティが主演もしたとのこと…

Various Artits 「The Mambo Kings」

不定期で襲ってくるラテン音楽への渇望。ギラギラっとした感じが気分かなと思い、ペレス・プラード以外も含めたマンボの隆盛が楽しめるようなコンピレーションを物色。 あまりピンとくるアイテムが見つからなかったので、映画「マンボ・キングス」のサウンド…

「近松物語」

NHK−BSプレミアムで12月21日放送。溝口健二監督。1954年。 オリジナルである近松門左衛門の人形浄瑠璃「大経師昔暦」はラストは刑死を免れるハッピーエンドとのことですが、あれよあれよという間に悲運に呑み込まれる不条理感が堪えられません。…

藤子不二雄A「少年時代(1)〜(5)」

前々から買おうか買うまいか逡巡していたアイテム。特にきっかけもなく購入。 柏原兵三「長い道」(1969年)を原作にとり、藤子不二雄Aが自らの体験や創作を加えたもの(連載は1978〜1979年)。1990年には篠田正浩監督で映画化。その主題歌…

「インビクタス/負けざる者たち」

NHK−BSプレミアムで4月29日放送。クリント・イーストウッド監督。2009年。 ネルソン・マンデラの知遇を得たモーガン・フリーマンが映画化権を買い、クリント・イーストウッドに監督を依頼して実現したもののよう。バラク・オバマ政権の誕生(2…

浦沢直樹/長崎尚志 「MASTERキートンReマスター」

続編が連載されていたことも、単行本が出たこともリアルタイムで認識していたのですが、1巻で完結しているということを認識していませんでした。 内容的には旧作の延長線上で、わざわざ復活させた意図がうまく掴みかねましたが、特別な思い入れもないのでこ…

ヴァージニア・ウルフ 「ヴァージニア・ウルフ短編集」

暇に任せて海外ニュースサイトをいくつかつらつらと眺めていたところ、ヴァージニア・ウルフとヴィタ・サックヴィル=ウェストの同性愛的ロマンス(と友情)が映画化されるとのニュースをザ・ガーディアンで発見。 それを機会に長らく積んであった本短編集を…

柄谷行人/蓮實重彦 「柄谷行人蓮實重彦全対話」

柄谷行人「インタヴューズ1977−2001」「インタヴューズ2002−2013」に続いて蓮實重彦との対談集。文庫ながら定価2,200円。 蓮實重彦というと、最近、「伯爵夫人」三島由紀夫賞受賞不機嫌会見騒動で話題。「魂の唯物論的な擁護」を掲げる…

「選択7月号」

メモ 「ビッグデータ」が変えた米国選挙−次期大統領は「サイバー戦」で決まる 米国「メディア再編」の新潮流−IT企業が旧メディアを支配する時代 太平洋は「米中軍拡競争」の海に−同盟国を巻き込む「火種」が拡散 にわかに「リベラル路線」の自民党−「ポス…