2016-01-01から1年間の記事一覧

「BRUTUS/2016年7月1日号」

メモ Various Artists 「Ayobaness! the Sound of South African House」 Various Artists 「Aloha Got Soul - Soul, AOR & Disco in Hawai'i 1979-1985」

井田真木子 「井田真木子著作撰集第2集」

第2集が出ていることを知り、第1集はガツンとした読み応えがあったという感触を頼みに購入。 「小蓮の恋人」は「ゴッドファーザーPart?」を思い出させるちょとしたサーガのような面白さでしたが、より琴線に触れたのは「ルポ十四歳−消える少女たち」。…

The Wailers「Catch a Fire -deluxe edition」

" title="キャッチ・ア・ファイアー" class="asin"> 3年前に読んだ山名昇「BLUE BEAT BOP! (REISSUED EDITION)」で、「2001年初夏、とんでもないCDが、しかし密やかに発売された」と紹介されていて興味を持ってすかさず購入しておいたにも関わらず、…

「黒い十人の女」

NHK−BSプレミアムで12月10日放送。市川崑監督。1961年。 シュールな脚本とスタイリッシュな映像に度肝を抜かれました。小西康陽の市川崑好きに得心がいくクールさ。 「これは恋ではない 小西康陽のコラム1984−1996」か「僕は散歩と雑学…

「レコード・コレクターズ7月号」

メモ Banda Black Rio 「Maria Fumasa」 Various Artists 「Bluesin' by the Bayou: I'm not Jiving」 Various Artists 「Music of Morocco: From the Library of Congress Recorded by Paul Bowles 1959」

「華麗なるギャツビー」

NHK−BSプレミアムで2月26日放送。ジャック・クレイトン監督。1974年。 ミア・ファローのバカっぽさ、サム・ウォーターストンの地味さなど、原作の世界を汲んだ意図的なキャスティング・演出だとしても、戯画的で少し気になります。 イーストエッ…

「アウトブレイク」

NHK−BSプレミアムで4月29日放送。ウォルフガング・ペーターゼン監督。1995年。 リチャード・プレストン「ホット・ゾーン−『エボラ出血熱』制圧に命を懸けた人々」の映画化企画(ロバート・レッドフォード/ジョディ・フォスター/リドリー・スコ…

Various Artists「Studio One DJ's」

3年前に山名昇「BLUE BEAT BOP! (REISSUED EDITION)」を読んでいたら、「バトル・オブ・ザ・DJズ」というコンピレーションが「DJのオムニバスは、特に若い人にお勧め。スタジオ・ライヴっぽいつくりだが、音もいいし元気もいい」と紹介されていて、スカ…

「お早よう<デジタル修復版>」

NHK−BSプレミアムで12月16日放送。小津安二郎監督。1959年。 主婦間のやりとりなど、軽いコメディというにはやや粘度高め、かつ、寓意が強め。

「秋刀魚の味<デジタル修復版>」

NHK−BSプレミアムで12月24日放送。小津安二郎監督(遺作)。1962年。 岩下志麻の可愛さも想像以上でしたが、東野英治郎と杉村春子父娘の侘しさにはただならぬインパクトがありました。 中村伸郎が指輪を小指にしていたのが気になりましたが何だ…

「秋日和<デジタル修復版>」

NHK−BSプレミアムで12月9日放送。小津安二郎監督。1960年。 これぞ小津調という完成されたスタイルの中で異彩を放つ岡田茉莉子がチャーミング。 「蛤は初手」や「痒いところにはメンソレータム」など、バレネタ多し。 「たらこ」問題の定説が知…

売払い

「Sports Illustrated Swimsuit Issue 2016」 国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEICテスト新公式問題集 vol.5」 マテリアル・ワールド・プロジェクト 「地球家族−世界30か国のふつうの暮らし」 大瀧詠一 「大瀧詠一 Writing & Talking」 松村…

「選択6月号」

メモ 米国「一兆ドル」核兵器開発が進行−オバマ「広島演説」は壮大なる欺瞞 土着権力の研究(62)北海道−二十一世紀政策研究会 小泉進次觔「JA利権解体」は本気か−「一丁目一番地」生乳流通改革の攻防 政界スキャン(376)−「安倍疲れ」に終わった同…

「キツツキと雨」

NHK−BSプレミアムで12月4日放送。 沖田修一監督。2012年。 沖田修一が「南極料理人」(2009年)で商業デビューした次に撮った作品。 エキセントリックな設定ですがあざとい感じはほとんどなく、「南極料理人」同様の飄々とした可笑しさ。映…

「永遠の僕たち」

NHK−BSプレミアムで12月3日放送。ガス・ヴァン・サント監督。2011年。 ベタベタのメロドラマと日本人には受け入れ難い衒気的なギミックで、バカバカしくて全く乗っていけませんでしたが、ポートランドの風景はやたらに綺麗。 主演のヘンリー・ホ…

松村嘉浩 「<増補版>なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?−日本人が知らない本当の世界経済の授業」

ダイヤモンド・オンラインで公開されていた簡略版が面白かったので購入してみたもの。 著者はゴールドマン・サックス、ドイツ証券などで長年トレーダーとして活躍してきた人のようですが、ハッとするような視点もあれば、ギョッとするような国粋的な見解も出…

Various Artists「Jamaica Selects Jump Blues Strictly for You: Jamaican Sound System Classics 1944-1960」

シリーズ前作(「Jumping the Shuffle Blues: Jamaican Sound System Classics 1946-1960」)が最高だったため、「レコード・コレクターズ」のレヴューで発見して即座に購入したもの。曰く「スカの元となったスッチャスッチャという裏打ちビートを強調したシ…

「彼岸花<デジタル修復版>」

NHK−BSプレミアムで12月1日放送。小津安二郎監督。1958年。 小津安二郎初のカラー作品。「早春」(1956年)と「東京暮色」(1957年)でのチャレンジが興行的に報われず、慣れ親しんだテーマに回帰したという流れなんでしょうか。 徹頭徹…

佐藤多佳子 「黄色い目の魚」

運転中に聴いていたFM放送で、若手ミュージシャンが愛読書として挙げていたもの。誰だったか忘れてしまいましたが、紹介の仕方が良かった。 10代の主人公2人のモノローグにうまく馴染めないまま読了しましたが、年上の女性「似鳥ちゃん」に不必要なまで…

有川浩 「空飛ぶ広報室」

堅い組織での広報業務で色々と考え込んでいたところに目に飛び込んできたのでフラリと購入してサラリと読了。 安いドラマの脚本みたいみたいでしたが(3年前にドラマ化済みの模様)、実際に航空幕僚監部広報室に取材しただけあって、参考になる部分はありま…

村上春樹 「村上ラヂオ3−サラダ好きのライオン」

10年ぶりにアンアンで再開された連載をまとめたものの後半。 バイク・マシーン発電、海外の動物園、信号待ちの歯磨きなど、既読感のある話も多く、日常雑感にさほど面白みがないのは残念。 他方で、ベルリオーズの幻の交響曲、映画ガイド本「タイムアウト…

「レコード・コレクターズ6月号」

メモ 1619 Bad Ass Band 「1619 Bad Ass Band」 Bill Evans 「Some Other Time: The Lost Session from The Black Forest」

猪瀬直樹 「昭和16年夏の敗戦」

猪瀬直樹という人の評価は別にしてもこれは名著という評判をどこかで目にして購入しておいたもの。 「三十代前半の若手エリートが集められ、アメリカと戦った場合のシミュレーションを重ね、そこで出された結論は、実際の太平洋戦争での経過とほとんど同じだ…

司馬遼太郎 「世に棲む日日(1)〜(4)」

「燃えよ剣」でグッと盛り上がり、「新撰組血風録」でやや退潮しつつある司馬遼太郎気分。下がりきらないうちに本作に着手。 考えてみれば、山口県萩市に在住経験があり、土地勘があるのは大きなプラス(そういえば京都市に住んでいたこともありました)。 …

「桐島、部活やめるってよ」

NHK−BSプレミアムで11月30日放送。吉田大八監督。2012年。 若干作意が鼻につく気もしますが、小説的な心理描写がうるさくない分、原作より断然良かった。 野球部のキャプテン(高橋周平)が最高でした。

「選択5月号」

メモ 米国こそ世界最大の「租税回避地」−「パナマ文書」が隠す不都合な真実 米国はサウド家を見放すのか−よろめくスンニ派盟主の「命運」 ASEANで変わる「産業地政学」−優等生・タイの「凋落」と後発国の台頭 政界スキャン(375)−官邸「メディア圧…

「ダイナマイトどんどん」

NHK−BSプレミアムで11月26日放送。岡本喜八監督。1978年。 珍品の類だとは思いますが、バカバカしくて楽しいことは楽しい。

マテリアル・ワールド・プロジェクト 「地球家族−世界30か国のふつうの暮らし」

やや古い本ですが、刊行当時かなり評判になったと記憶。今更ながら読みたくなって購入。 世界の多様性を直感的に理解させる非常に優れた教育的ツールだと思いますが、今の気分にはあまり響きませんでした。 もっと底知れないものや果てしなく下世話なもの等…

「レコード・コレクターズ5月号」

メモ Various Artists 「Groovin' the Blues: When Groove was More Than Just a Habit」 Various Artists 「Rockin' the Groove: When Groove was More Than Just a Habit」

Various Artists「When I Reach That Heavenly Shore: Unearthly Black Gospel 1926-1936」

かなり前のレコード・コレクターズのレヴューを読んで興味を持ったものですが、どういった内容のレヴューだったかはすっかり失念。 今更ながら思い立って聴いてみたところ、これが実にツボで、これまで今ひとつ満たされなかったゴスペル欲の欠乏感に完璧にフ…