「選択7月号」

メモ バイデンvsトランプ「再戦」の憂鬱-有権者が望まぬ候補の大統領選へ チュニジアが「難民ビジネス」に本腰-独裁政権と欧州の薄汚い「癒着」 サウジが目指す「文化立国」の欺瞞-専制国家の醜い「イメージ戦略」 「日朝首脳会談」岸田政権の夢想-金…

「レコード・コレクターズ7月号」

メモ Various Artists「Soul'd Out: The Complete Wattstax Collection(12CD)」 Nino Rota/Carmine Coppola/Carlo Savina「The Godfather: 50th Anniversary(Original Soundtrack)」

Buddha Brand「病める無限のブッダの世界 〜Best of the Best(金字塔)〜」

若林正恭「ナナメの夕暮れ」きっかけで試聴した「Ill伝道者」のA.A.B.B.「Pick Up the Pieces One by One」使いの格好良さに驚愕。即購入。 日本のヒップホップ史における立ち位置などはサッパリわからないものの、「人間発電所」などさすがの魅力(「気…

「選択6月号」

メモ ハリス米副大統領に「改造計画」-バイデン再選を阻む「不人気」問題 ロシア「ベラルーシ併合」の現実味-「ルカシェンコ重病」で動乱観測 「溶ける北極・南極」が生む世界熱波-異常気象「常態化」の悪夢 中東「麻薬ビジネス」に異変-シーア派「荒稼…

Various Artists「DJの天才、加納美和子さんを皆さんにご紹介します レディメイド未来の音楽シリーズCDブック編11」

シリーズ最終作。「なお前号まで『ぼくたちはとても上手にワルツを踊った』というワルツタイムの音楽のコンピレイションを予告として出していましたが、そちらはOLDAYSレーベルよりCDアルバムとして近日リリース致します!目下、鋭意選曲中。『未来…

「レコード・コレクターズ6月号」

山下達郎のインタヴューあり。面白い。 メモ Vulfpec「The Beautiful Game」 Daft Punk「Random Access Memories (10th Anniversary Edition)」 Various Artist「中村とうようの『大衆音楽の真実』」

ドン・ウィンズロウ「ザ・カルテル(上)(下)」

前作「犬の力」の面白さに驚愕して古書で入手。前作に比べるとキャラクターの粒は小さく、時間軸は短く、ストーリーは池井戸潤化の傾向。かつ、カルテル間の闘争がメインでアート・ケラーの存在感は希薄。それでもラストはグッと盛り上がる。 ディエゴ・タピ…

Various Artists「ブランケットの下で レディメイド未来の音楽シリーズCDブック編10」

前作でガッカリしすぎたせいか11月に発売されていたことにも気づかずに2月ごろ入手、しっかり聴くのもズルズルと遅れてしまい、コンピレーションの趣旨に反してすっかり暖かくなってから聴くことに。 飛び抜けた曲もないけれど、「なにも考えずブランケッ…

ドン・ウィンズロウ「犬の力(上)(下)」

10年以上前に購入したらしきもの。2010年1月17日の毎日新聞「今週の本棚」掲載の江國香織の書評が挟んであった(「発熱しそうにおもしろい陰謀小説にして、マフィア小説。息をもつかせぬ展開で、一気に読ませる。大胆で巧妙、そして鮮やか」)。 ゴ…

「選択5月号」

メモ 大西洋に広大な「死の海」出現-「海藻」大繁茂で環境激変の恐怖 尹錫悦政権の「過大評価」は禁物-日米「追従路線」の限界近し 霞が関「菅義偉」への反攻-歪んだ「政治主導」が遺した怨恨 解散は「秒読み」段階に-岸田が待ち構える「内閣不信任案」 …

「ゲンロン14」

冒頭の荒俣宏と鹿島茂のコレクター談義が濃厚で可笑しい。荒俣宏が「知とは情報ではなく物量なんですよ。質や検索性よりも、山のように『積める』かどうかが大事なんです」と論ずれば、鹿島茂が「わたしが集めているのではなく、集めさせられている。その境…

「ダーククリスタル」

早稲田松竹で。ジム・ヘンソン/フランク・オズ監督。1982年。 特別に面白いファンタジーではないものの人形劇独特の可愛さ。 フランク・オズ=ヨーダやバートの声と操作の人=「ブルース・ブラザーズ」冒頭の看守(「one condom... used」)。

「レコード・コレクターズ5月号」

メモ Ahmad Jamal「Naked City Theme / Extensions」

「ブリット」

NHK-BSプレミアムで12月13日放送。ピーター・イェーツ監督。1968年。 辻褄が合っているのかいないのかいまいちよく分からないストーリーではあるものの、タートルネックにショルダーホルスターのスティーヴ・マックィーンはすこぶる格好良い。…

井口理「なんでもソーダ割り」

図書館活用。オールナイトニッポン55周年記念55時間スペシャルで存在を知った井口理の対談集。エッセイではないところがらしい感じか。 2020年2月の「カブトムシ」デュエット(いわゆる神回)の動画はマジックがあって何回観ても飽きない。ポルノグ…

「バラ色の選択」

NHK-BSプレミアムで4月11日放送。バリー・ソネンフェルド監督。1993年。 見え見えでベタベタなマイケル・J・フォックスのコメディを気楽に眺める96分。 ヒロイン(ガブリエル・アンウォー)とファッション・デザイナーの絡みで何か伏線回収…

若林正恭「ナナメの夕暮れ」

第1章の連載が2015~2018年、書き下ろしの第2章を加えて単行本化したのが2018年。結婚とオールナイトニッポン10周年(武道館)が2019年で文庫化が2021年。 「随分とバランスの悪いエッセイ集」、「軸が見当たらない」、「青年とおっ…

「選択4月号」

メモ 北朝鮮が熱望する対露「傭兵輸出」-無法国家同士の「相互支援」 日米韓「核の傘」共同体の深化-強化される中国陣営への対抗軸 台湾軍「スパイ報道」で大騒動-日経新聞「与太記事」の罪作り 中国が「シベリア支配」に本腰-弱体ロシアから資源を「強…

梯久美子「狂うひと:『死の棘』の妻・島尾ミホ」

デビュー作「散るぞ悲しき-硫黄島総指揮官・栗林忠道」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した梯久美子。本作でも読売文学賞他を受賞しており地力のあるところを証明。 プライヴェートの切り売り、実人生のコンテンツ化が芸術だとされていた私小説の時代の…

「理由なき反抗」

NHK-BSプレミアムで2月8日放送。ニコラス・レイ監督。1955年。 ジーンズにマクレガーの赤いジャケットを着たアイコニックなジェームス・ディーンが観られる作品。 青臭くて観ていられないようなストーリーでも、蓮實重彦の「ショット」視点では…

「レコード・コレクターズ4月号」

メモ Various Artists「山賊の合唱 リズム・ボーイズの世界 1934-1939」 Joao Gilberto / Os Cariocas「In Buenos Aires At Club 676, October 1962」

「地下鉄のザジ」

NHK-BSプレミアムで2月9日放送。ルイ・マル監督。1960年。 原作は有名なベストセラー前衛小説のようですが、集中力が続かず93分が長い。 ファッションや街並みは古びないお洒落さ。宇宙船のようなシティラマ社のダブルデッカーバスが格好良い。

魯迅「故郷/阿Q正伝」

いつぞや広瀬隆雄が言及していた魯迅。国が衰退する中、惨めな自分から目を背けるなという趣旨だったと記憶。 「小さな出来事」、「故郷」、「藤野先生」なども印象に残るものの、やはり「阿Q正伝」が面白い。 「精神的勝利法」というキーワードから想像し…

「レコード・コレクターズ3月号」

メモ Carole King「Home Again: Live from Central Park, New York City, May 26, 1973」 Vashti Bunyan「Just Another Diamond Day」 Linda Lewis「Lark」 Ahmad Jamal「Emerald City Nights Live at the Penthouse 1965-1966 (Vol.1)」 Ahmad Jamal「Emera…

「選択3月号」

メモ 気球問題が示す米中の「情報格差」-習近平「大恥」の内幕 ウクライナ「中露vs米国」の新局面-バイデンが描く「停戦」の難路 トルコ地震「欧州難民危機」が再燃-国境「壁建設」を是認するEU 中国が仕掛ける対米「麻薬戦争」-習近平一族とメキシ…

「恋はデジャ・ブ」

目黒シネマで。ハロルド・ライミス督。1993年。 長らく観たかったタイムループもののクラシック。公開時点は佳作という程度だったものが月日を経て評価が高まっていった感じか。 哲学的側面にフォーカスしたいビル・マーレイとロマンティックに仕立てた…

施耐庵「水滸伝(上)(中)(下)」

「金瓶梅」ではガッチリした完訳本に手を出し、面白いと思いつつも途中で放り出してしまった反省を踏まえ、サラリと読めそうな抄訳版で水滸伝にチャレンジ。 「いきなり少年文庫!?と言われそうですが、原典の抄訳としてこれがほぼベスト、と水滸伝ファンの…

林田球「ドロヘドロ(1)~(23)」

藤本タツキ「チェンソーマン」以前に紙版の1巻を購入して読んでいたものの、全巻いくかどうかしばらく悩んでいたもの。思い切ってゴー。 序盤でほぼ要素は出揃っていて、その後は同じようなところをグルグルグルグル周回、最後は一生懸命説明をつけて幕を引…

「ジャイアンツ」

NHK-BSプレミアムで2月15日放送。ジョージ・スティーヴンス監督。1956年。 クラシカルな叙事詩的映画として壮大に進行するものの、ジェームス・ディーンのオーヴァーな泥酔からのレストランでの喧嘩という終盤の流れはさすがに薄い。 エリザベ…

売払い

坂口尚「石の花(1)~(5)」 林田球「ドロヘドロ(1)」