2011-01-01から1年間の記事一覧

「利休」

NHK−BSプレミアムで9月11日放送。勅使河原宏監督。1989年。モントリオール世界映画祭最優秀芸術賞、芸術選奨文部大臣賞受賞。 存在すら知りませんでしたが、勅使河原宏という人は、映画監督にして、華道三大流派の1つである草月流の三代目家元…

デイヴィッド・リッツ 「マーヴィン・ゲイ物語−引き裂かれたソウル」

2年前の発売直後に買ってホクホクとしていたのですが、楽しみすぎて着手できなかったパターンの1冊。今夏は軽いものばかり読んでいたので、少し涼しくなってきたこの時期に、2段組の本作を読もうという気になりました。 グッときたマーヴィン・ゲイ語録。…

「レコード・コレクターズ10月号」

ブリティッシュ・ロックの肖像(220)エドワード・セクストン:ビートルズが「アビー・ロード」で着ているスーツを作った伝説のカッター 「他に89年の映画『バットマン』でジャック・ニコルスン扮するジョーカーのスーツも有名」 「ステラ・マッカート…

Freddy King 「Key to the Highway」

[rakuten:hmvjapan:10417563:image] ふと、昔聴いた「ブルース&ソウル・レコーズ」の付録CDが聴きたいなと思って、探してみたものの発見できず。どこかの時点で処分してしまった模様。 ならばと情報だけでも検索してみたところ、当該号は2000年12月…

Hal Foster 「Prince Valiant vol.1: 1937-1938」

ウィンザー・マッケイ「リトル・ニモ・イン・スランバーランド」を読んでいた頃に、次作候補として購入したもの。 話自体は他愛もないシンプルなものなのですが、初級者には耳慣れない古めかしい単語が頻出する上に、短く韻文的な描写のため、読み進めるのに…

「毎日が夏休み」

NHK−BSプレミアムで8月28日放送。1994年。金子修介監督。 大島弓子の原作は面白そうな気がしました。

Aretha Franklin 「Oh Me, Oh My; Live in Philly 1972」

パスしようかなとも思ったのですが、「アメイジング・グレイス−ザ・コンプリート・レコーディングス」〜「ライヴ・アット・フィルモア−ドント・ファイト・ザ・フィーリング」とアレサ・フランクリン関係の完全版は当たり続きだったので購入(楽天市場ワーナ…

Fania All Stars 「Our Latin Thing (Nuestra Cosa) -40th Anniversary Limited Edition」

竹村淳「ラテン音楽名曲名演111」を読んで久々にラテンをいくつか聴いてみたい気持ちに。手始めに映画「アワ・ラテン・シング」をと思ったところ、「ライヴ・アット・ザ・チーター」の2CDとのセットがあったのでそちらを購入。 CDの方は特に新たな感…

売払い

別冊NHK趣味の園芸「よくわかる土・肥料・鉢」 NHK趣味のガーデニング21「多肉植物−ユニークな形と色を楽しむ」 クロード・ドビュッシー 「ドビュッシー音楽論集−反好事家八分音符氏」 北杜夫 「どくとるマンボウ青春記」 ジョエル・ロブション 「ロ…

「選択9月号」

メモ 世界のキーパーソン・知られざる横顔(16)ムスタファ・モハメド・アブドルジャリル・リビア国民評議会議長−混迷リビアの舵取り担う元法相 「崩落前夜」のブラジル経済−レアル急落の予兆が随所に 土着権力の研究(5)鈴木修・スズキ会長兼社長−県西…

藤田雅矢 「捨てるな、うまいタネNEO」

「ひみつの植物」、「まいにち植物」に続けて、勢いで本書も購入してみましたが、ヴィジュアルに乏しく、前二著に比べると魅力は乏しいように思います。 ビワとドラゴン・フルーツはそそられますが、夏の終わりではなく春先に読まないとストレスになります。

Girls' Generation 「Baby Baby」

最近は比較的余裕がありますが、ここまでくればもうファーストも。SNSDのファースト・アルバム(2007年)のリパッケージ盤(2008年)。 SPEEDを思い出させる、ダサいような、くすぐったいような微妙な雰囲気ですが、聴いているうちにその微…

竹村淳 「ラテン音楽名曲名演ベスト111」

雑草のようにしぶとく蘇生するラテン音楽への好奇心。超ビギナー向けのこんなアイテムがツボにはまるのではないかと期待して購入。 タンゴやボサ・ノヴァ、フォルクローレ、レゲエまで含まれている守備範囲の広さ。カリブ海限定でもよかったのですが、アタウ…

「ロープ」

NHK−BSプレミアムで7月12日放送。1948年。アルフレッド・ヒッチコック監督初のカラー作品。 全編(80分)ワンシーン、10カット、リアルタイム進行という実験性。カメラの動きを妨げないよう、セットの壁にローラーを付けて撮影しながら動か…

藤田雅矢 「まいにち植物−ひみつの植物愛好家の一年」

藤田雅矢「ひみつの植物」が良かったのでこちらも。 どうということもない内容ですが、季節感もあるし、写真も多く、見ていてホッコリと和みます。 いとうせいこうも書いていましたが、植物愛好家は引越が大変そうです(「四段重ねの鉢植え詰め合わせ」)。 …

北杜夫 「どくとるマンボウ青春記」

「どくとるマンボウ」シリーズは10代の頃から気になっていたのですが、先般、毎日新聞「今週の本棚・この人この3冊」で鎌田浩毅が、「青春を何歳になっても失わない生き方が私の目標となった」、「シリーズの中でも白眉」と熱く紹介していた本書を購入。 …

「おとうと」

NHK−BSプレミアムで6月19日放送。1960年。市川崑監督。宮川一夫による映画初の銀残し。 幸田文の原作の問題なのかもしれませんが、この手の文芸映画を楽しむポイントが良く分かりません。 父親(幸田露伴)が森雅之というのは最後まで気が付きま…

藤田雅矢 「ひみつの植物」

いとうせいこう「ボタニカル・ライフ−植物生活」の続編「自己流園芸ベランダ派」を購入するかどうか、アマゾンで迷っている間に目についた本書の方を購入。 ピンクのタンポポやサボテンの水栽培など、腰が抜けるほどビックリする植物が紹介されているわけで…

ジョエル・ロブション 「ロブション自伝」

菊地成孔がどこかで言及していたなぁと思って購入したのですが、「スペインの宇宙食」で言及されていたのはポール・ボキューズ「リヨンの料理人−ポール・ボキューズ自伝」の方でした(「ポール・ボキューズ、ピチカート?、そして瞳ちゃんのうまい棒」)。 曰…

「浮雲」

NHK−BSプレミアムで5月4日放送。1955年。成瀬巳喜男監督。 原作は林芙美子「浮雲」。「放浪記」の方も、森光子の舞台だけではなく、同じく成瀬巳喜男監督が1962年に映画化しているようです(こちらも高峰秀子主演)。 高峰秀子の面倒臭い感じ…

「レコード・コレクターズ9月号」

編集長の交代による変化に期待。 メモ Aretha Franklin 「Oh Me, Oh My: Aretha Live in Philly」

ケネス・アンガー 「ハリウッド・バビロン2」

菊地成孔つながりで、ケネス・アンガー「ハリウッド・バビロン」をインターネット古書店で入手してまで読んだのはもう5年前のことですが、過日、書店をブラブラとしていたら、シリーズ揃って復刊されていることを発見。同じ判型で並べたい欲望をグッと堪え…

Girls' Generation 「Run Devil Run」

7月は7月で鬱屈した日々が続いたため、再びソニョシデ。2010年発売の韓国盤セカンド・アルバム「オー!」に「ラン・デヴィル・ラン」等を加えたリパッケージ盤。 追加曲のせいか、全体的にゴチャッとした印象。オリジナルのパッケージングの方が良かっ…

中村計 「佐賀北の夏−甲子園史上最大の逆転劇」

中村計「甲子園が割れた日−松井秀喜5連続敬遠の真実」を読んで盛り上がったのがちょうど1年前。甲子園コマーシャリズムに踊らされている気もしないではないですが、軽く読めて面白そうだったので購入。 百崎敏克監督はじめ、業の深さのようなものはあまり…

「ダークナイト」

NHK−BSで6月28日放送。バットマン・シリーズ第6作(2008年)。クリストファー・ノーラン監督。 初見の際は分からなかった、冒頭で出てくるドラッグのディーラーがスケアクロウであるとか、新生バット・モービルはビョンビョンとジャンプするで…

「選択8月号」

メモ 「アラブの春」とは何だったのか−問題を増やしただけの「革命」 菅直人と差し違えるのは誰々か−民主要職者「連鎖辞任説」の真贋 菅をのさばらせたマスコミの罪−政権「延命装置」に成り下がる 政界スキャン(318)−いなくなった「一喝型」の長老 「心…

「バットマン・ビギンズ」

NHK−BSで6月27日放送。バットマン・シリーズ第5作(2005年)。クリストファー・ノーラン監督。 前作から8年、どシリアス路線で復活ですが、ヒマラヤ奥地を拠点とする謎の忍者集団のアラビア語名のリーダーが渡辺謙、というのは日本人観客には…

Bobby Boyd Congress 「Bobby Boyd Congress」

もうファンクは買わないと思っていても、その昔ヨダレを垂らして眺めていたジャケットのレア盤がCD化されるとなるとどうにも抗いきれません。 当時300枚しかプレスされなかったという、まさにレア・グルーヴの最高峰、コレクター垂涎の逸品(1971年…

「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」

NHK−BSで6月22日放送。バットマン・シリーズ第4作(1997年)。ジョエル・シュマッカー監督。 シリアスな要素を排除しすぎで、チャカチャカと安っぽい感じは否定できません。 さぞかし格好良いと思われたジョージ・クルーニー/バットマンは妙に…

「バットマン・フォーエヴァー」

NHK−BSで6月21日放送。バットマン・シリーズ第3作(1995年)。ジョエル・シュマッカー監督。 ギラギラにキッチュな色調で路線転換も顕著ですが、これはこれでそれなりにまとまっている気がしないでもない。 ヴァル・キルマーというと「トップガ…