2010-01-01から1年間の記事一覧

劇団ひとり 「そのノブは心の扉」

文庫化された当初に立ち読みした、機内での振る舞い方について書かれた章「ロンドン」が奇妙に忘れ難くて購入。「陰日向に咲く」は未読ですが、週刊文春で連載とは恐れ入ります。 ですます調の地の語り口に既にジワッとした可笑しみが溢れているので、最後の…

「選択10月号」

メモ 菅政権はいつまで持つのか−「脱小沢」しか命綱がない危うさ 政界スキャン(308)−ポスト菅は誰々か 岡田と石原「幹事長対決」の行方−「政治空白」続く可能性も 永田町動かす「オフレコメモ」−日本独自の情報戦 東武「根津家三代統治」の秘訣−西武・…

ルイ・カストロ 「ボサノヴァの歴史」

コンピレーション・アルバム「ザ・ボサノヴァ」に触発されて購入。2段組、約500ページのミッチリとした大著ですが、写真も豊富で、意外にスムースに読了。 真偽の程は分かりませんが、様々な人物が織り成すボサノヴァの歴史を丹念に記録したアネクドータ…

「ストーンズ・イン・エグザイル〜『メイン・ストリートのならず者』の真実」

「メインストリートのならず者−デラックス・エディション」で何年振りかにローリング・ストーンズ熱が蘇生したので、ピーター・バラカン氏が「これは本当におもしろい」「これこそファンならば観て全く損はない内容」と言っていたドキュメンタリーも購入。 …

「桜桃の味」

イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督作品初体験。NHK−BSで6月2日放送。1997年。カンヌ国際映画祭パルムドール。 これから死のうという人間にしては主人公が多弁で人懐っこく、手助けとかグダグダ言ってないで死にたきゃ勝手に死ねばいいのに…

「メメント」

「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン長編2作目にして出世作。2000年。NHK−BSで6月3日放送。 奇想一発。「これは斬新!」と感心はしましたが、見終わった後放心するという程のこともない、知の勝った映画という印象。

「レコード・コレクターズ9月号」

メモ Aretha Franklin & King Curtis 「Live at Fillmore West -Don't Fight The Feeling」 The Rolling Stones 「Ladies & Gentlemen」(DVD) Dave Frishberg 「Oklahoma Toad」 Jackson 5 「Live at the Forum」 Various Artists 「Alan Lomax in Hait…

「スター・ウォーズ/エピソード6/ジェダイの帰還」

NHK−BSハイビジョン・シネマでシリーズ一挙放送。1983年(特別編は1997年)。 昔は副題が「ジェダイの復讐(Revenge of the Jedi)」だったような気がしますが、確かに「ジェダイの帰還(Return of the Jedi)」に変更されたようです(「帰還」…

Various Artists 「The Bossa Nova」

ボサ・ノヴァに関しては、唯一所有していた「オ・メリヨール・ダ・ボサノヴァ」という3枚組のコンピレーションが、曲目(ただでさえポルトガル語)の表示がえらく見にくい上に解説もないため、どうにもこうにも気に入らなかったので売却してしまったところ…

「スター・ウォーズ/エピソード5/帝国の逆襲」

NHK−BSハイビジョン・シネマでシリーズ一挙放送。1980年(特別編は1997年)。 冒頭でルーク・スカイウォーカーがワンパに襲われるシーンは、マーク・ハミルの顔の怪我(自動車事故)に整合性を持たせるために急遽付け加えられたものとのこと。 …

「スター・ウォーズ/エピソード4/新たなる希望」

NHK−BSハイビジョン・シネマで一挙放送。1977年(特別版は1997年)。 レイア姫(キャリー・フィッシャー)が「ダークナイト」のレイチェル役・マギー・ギレンホールと同系統の不細工さ。世界基準では美人と認識されるタイプなのでしょうか。 改…

ジョン・クラカワー 「荒野へ」

映画「イントゥ・ザ・ワイルド」は、いかにもショーン・ペン監督という雰囲気を濃厚に漂わせていて、観に行きたいなと思いつつ、原作だけでもと購入しておいたのがもう2年前。 レドモンド・オハンロン「コンゴ・ジャーニー」に触発された訳ではないと思いま…

「選択9月号」

メモ 舞い上がったままの鳩山由紀夫−外交を「おもちゃ」に 崖淵に立たされた「壊し屋」小沢−「政界大再編」開幕のベルが鳴る 政界スキャン(307)−総理大臣の条件 民主党「御用達」学者の大罪−国民の判断を歪めた元凶 自民党はまるで「昔の民主党」に−谷…

柴田元幸 「つまみぐい文学食堂」

なぜかこの夏は読書が好調。秋以降もこのままの勢いを持続したい。柴田元幸のエッセイ。吉野朔実の表紙及び挿絵は今一つ好みでなかったのですが、書店でたまたま開いたページがO・ヘンリーの評価に関する中々面白い文章だったため購入。 もし作品世界の中に…

「スター・ウォーズ/エピソード3/シスの復讐」

NHK−BSハイビジョン・シネマで一挙放送。2005年。 既に一度観ているにも関わらず、そして、「エピソード1/ファントム・メナス」及び「エピソード2/クローンの攻撃」でいかにも裏のありそうな人物描写だったにも関わらず、パルパティーン最高議…

中村計 「甲子園が割れた日−松井秀喜5連続敬遠の真実」

松井秀喜の5連続敬遠ももう18年も前かと、思わず書店で手にとってパラパラと読んでみたところ面白そうだったので購入。その前に雑誌の記事で馬淵史郎監督(明徳義塾)のインタビューを読んだ記憶も購入を後押ししたか。 選手たちが意外に淡々としている中…

「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」

NHK−BSハイビジョン・シネマでシリーズ一挙放送。2008年。 「エピソード2/クローンの攻撃」と「エピソード3/シスの復讐」の間に位置付けられるサイド・ストーリー(アニメーション)。ロッタ・ザ・ハットの可愛さが見所でしょうか。 アナキン・…

レドモンド・オハンロン 「コンゴ・ジャーニー(上)(下)」

書店に平積みされているのを見るまでは存在も知りませんでしたが、「現代最高のアフリカ旅行記」、「桁外れに面白い大旅行記」を始めとする数々の帯の惹句が抗い難い魅力を放っていました。曰く、 赤道直下、コンゴ奥地の湖に幻の恐竜モケレ・ムベンベを探し…

「スター・ウォーズ/エピソード2/クローンの攻撃」

NHK−BSハイビジョン・シネマでシリーズ一挙放送。2002年。 主題はアナキン・スカイウォーカーの青年時代ですが、ヘイデン・クリステンセンがあまり魅力的でない上に、アミダラ議員との恋模様の描写もかったるい感じ。 ジャンゴ・フェット=ボバ・フ…

「スター・ウォーズ/エピソード1/ファントム・メナス」

NHK−BSハイビジョン・シネマで一挙放送。1999年。ジョージ・ルーカス22年ぶりの監督復帰作。公開当時に一度見ているはず。 改めて観てみても今一つパッとしない作品ですが、ヤドクガエルのようなダース・モールのデザインと幼年時代のアナキンの…

「レコード・コレクターズ9月号」

メモ Otis Redding & His Orchestra 「Live on the Sunset Strip」 Various Artists 「A Complete Introduction to Sugar Hill Records」

Blossom Dearie 「Little Jazz Bird」

エラ・フィッツジェラルド「トゥエルヴ・ナイツ・イン・ハリウッド」で気分が盛り上がったので、女性ジャズ・ヴォーカルでもう1つ。ブロッサム・ディアリー。 「ブロッサム」が本名とは驚きました(My father named me. I was born in April and the day I …

遠藤周作 「沈黙」

若桑みどり「クアトロ・ラガッツィ」を読んで「転び伴天連」クリストファン・フェレイラが気にかかり、調べてみたところ本有名作が浮上。 いかにも教科書に載りそうな小説でしたが、意外だったのは梅雨から初秋にかけての季節感の豊かさ。山中の逃避行などキ…

「選択8月号」

メモ 深まる民主党の「労組依存」−発言力増す日教組と自治労 「小沢神話」にようやく陰り−「菅再選」の趨勢に打つ手なし 政界スキャン(306)−首相の「ひと言」の重み 谷垣を降ろし損ねた自民党の「憂鬱」−唯一の希望は「小鳩」抜き大連立 「横井小楠」再…

売払い

藤子・F・不二雄「海の王子(1)〜(3)」 藤子・F・不二雄「ジャングル黒べえ」 藤子・F・不二雄「パーマン(1)〜(8)」 藤子・F・不二雄「エスパー魔美(1)〜(5)」 藤子・F・不二雄「オバケのQ太郎(1)〜(5)」 椎名誠「わしらは怪し…

若桑みどり 「クアトロ・ラガッツィ−天正少年使節と世界帝国(上)(下)」

スペインのコリア・デル・リオのハポン姓の話を耳にして以来、慶長遣欧使節に関する書籍を読んでみたいと思っていたところ、勘違いをして天正少年使節の本を購入してしまいました。 若桑みどりというと1988年の「レット・イット・ビー」しか読んでいない…

Ohio Knox 「Ohio Knox」

フィフス・アヴェニュー・バンド「フィフス・アヴェニュー・バンド」が良かったので、そのままの勢いで購入。 「Recorded mostly live at Increase Records' farm studio, Los Angels (Cyrus' House)」とあるように、サイラス・ファーヤーの家の居間でほとん…

アラン・ムーア/デイヴ・ギボンズ 「ウォッチメン」

原書と邦訳の両方を購入し、どちらで体験しようかと悩みましたが、自らの英語力のなさを自覚して邦訳で読み始めてすぐにそれが正解であることを理解しました。この複雑な内容を原書で理解するのはとてもとても。 楽しみにとっておいたにも関わらず特にきっか…

「第三の男」

未見だったクラシック(1949年)。6月23日にNHK−BSで放送。藤子不二雄A「まんが道」に出てくる紹介記事が思い出されます。 ロバート・クラスカーの撮影による映像とオーソン・ウェルズの存在感はさすがだと思いましたが、ストーリーラインは意…

大友克洋・寺田克也 「ビバ・イル・チクリッシモ!」

世の中ずいぶん長いこと自転車ブームのようですが、それにあわせて数年前から自転車が欲しいなと悩んでいるところ。 実際に乗るかどうかだけが問題なのですが、自転車気分を盛り上げるための書籍として購入。初版のみの完全限定版(サコッシュ付き)が入手で…