2007-01-01から1年間の記事一覧

「選択7月号」

メモ アフリカ大陸の哀しき「経済離陸」−成長と飢餓が同居 米諜報活動の七割は外注に−一兆円請負企業も出現 コップの中の嵐「ガザの愚行」−アッバスの罠にはまったハマース 政界スキャン(連載269)パナマ運河とトリホス将軍 自由市場に雪崩れ込む「国家…

「レコード・コレクターズ8月号」

メモ Parliament 「The Casablanca Years 1974-1980」 Marving Gaye 「Midnight Love (Legacy Edition)」 Marving Gaye 「In Our Lifetime?; Expanded Love Man Edition」 Various Artists 「Good God!; Heavy Funk Covers of James Brown」 「『黒いオルフ…

ヘンリー・ミラー 「北回帰線」

パリに行くに当たり、この機会に積年のフランス人作家放置本4天王の1つをやっつけようと決意。 ラインナップは、ボリス・ヴィアン「日々の泡」、ジャン・ジュネ「泥棒日記」、ジョルジュ・バタイユ「マダム・エドワルダ」、A・ピエール・ド・マンディアル…

庄司薫 「狼なんかこわくない」

現時点で入手可能なのは四部作だけだと思っていましたが、本エッセイを書店で発見(2006年10月改版とのこと)。 著者本人による、デビュー作「喪失」の詳細な解説と10年振りに「赤頭巾ちゃん気をつけて」を書くに至る経緯の解説。やや説明過多で冗長…

Julliard String Quartet 「Debussy / Ravel:String Quartets」

もう1回ドビュッシーに戻って、聴き逃していた「LP時代以来必ずカップリングされる対の名品」たるドビュッシーとラヴェルの弦楽四重奏曲 。 ディスクガイドやら何やらで検討の上「パレナン弦楽四重奏団のやつに決めた」と決断したら入手困難であることが…

伊丹十三 「女たちよ!」

「ヨーロッパ退屈日記」読了以来、やや間は開きましたが伊丹十三のエッセイ。 スノッブな話題は今となっては殆どどうでも良いことばかりのような気がしますが、時折熱く語る話題にグッとくるものがあります。 「ヨーロッパ退屈日記」でも、海外生活を仮の生…

松橋麻利 「作曲家◎人と作品シリーズ:ドビュッシー」

読みたかったドビュッシーの適当にコンパクトな評伝を発見。 奥付が「2007年5月10日第一刷発行」になっていますが、前日5月9日に店頭で見つけて「おぉ」と興奮して購入した記憶あり。 殆ど音楽的バックグラウンドのない貧乏人一族の出身だったとは…

Carlton and the Shoes 「Love Me Forever」

トゥインクル・ブラザーズ「オールド・タイム・サムシング」1枚だけでは寂しいかと思い、併せて0152レコードに注文したロックステディの名盤。 激甘な冒頭1曲目「ラヴ・ミー・フォーエヴァー」でいきなり溶けそうになってしまいますが、「フォワード・…

菊地成孔 「聴き飽きない人々」

「200CD菊地成孔セレクション−ロックとフォークのない20世紀」は読んでいないのですが、このところ脳内の聴きたいものリストが短くなってきた感もあって購入。 オーケストラ・バオバブ辺り行ってみようか、と思いましたが、逆に言うとそそられたのは…

「レコード・コレクターズ7月号」

メモ Prefab Sprout 「Steve McQueen(Legacy Edition)」

Maurice Gendron 「J.S.Bach: The 6 Suites for Cello Solo」

[rakuten:guruguru2:10169464:image] 我が事ながら意外な程楽しくクラシックを聴き進んでおりますが、ここらで本来の好みに立ち返ってバロック(ラフマニノフで少し疲れた)。バッハの無伴奏チェロ組曲。 ヨー・ヨー・マによる1982年録音の旧盤をかなり…

檀太郎 「好『食』一代男」

「わが百味真髄」、「檀流クッキング」と読み継いできた檀一雄の食物エッセイを「美味放浪記」でアッサリ締めてしまうのも若干寂しいので、その前に長男太郎氏の著作で一休み。 親子だけあって、文体にも似たところがあるのですが、それ故の劣化コピー感が拭…

The Twinkle Brothers 「Old Time Something」

縁がなかったと諦めていたトゥインクル・ブラザーズの初期録音集。0152レコードから再入荷のお知らせを頂いたので、この気を逃さじと飛びついておきました。 「ザ・ベスト・イズ・イェット・トゥ・カム」など流石にグッとくる切なさ。この独特のやるせな…

選択6月号

メモ ジェノサイド・オリンピック!!−「スーダン支援」中国に罵声噴出 国際アジェンダ考(126)「死に物狂いの外交」は日本にあるか−カナダの米国対応に学ぶ 参入企業育たぬ「航空」「電力」「IT」−日本経済の隠された「構造問題」 「世界一の中小企業…

Charlie Parker 「The Complete Savoy Sessions」

ロス・ラッセル「バードは生きている−チャーリー・パーカーの栄光と苦難」の読書の伴として購入。 ダイアルのコンプリート4枚組を聴いた時には、次に買うときはコンプリート盤は止めようと決意した筈なのに。 つくづく「コンプリート」という言葉に弱い。 …

ロス・ラッセル 「バードは生きている−チャーリー・パーカーの栄光と苦難」

昨年末にチャーリー・パーカーのダイアル録音を聴きながら書店ををウロウロしていた時に見つけて、「ロス・ラッセルはダイアルのオーナーだし、ここはひとつ買っておくか」と躊躇いながらも思い切って購入した評伝。 なぜ躊躇ったかというと、二段組400ペ…

Eddie Palmieri & Friends 「In Concert at the University of Puerto Rico」

昔「ライヴ・アット・シンシン」を購入したものの余りピンとこなかったのですが、エディ・パルミエリのライヴ盤ならば「ライヴ・アット・ザ・ユニヴァーシティー・オブ・プエルトリコ」の方が代表作だという情報もあり、従前から気になってはいたところ。 デ…

Theronious Monk 「Plays the Music of Duke Ellington」

ロス・ラッセル「バードは生きている」を読んでいて、セロニアス・モンクがミントンズ・プレイハウスのハウスバンドのメンバーだったという事実に驚くとともに、改めてモンクのアルバムを何か聴いてみたくなり、チャーリー・クリスチャン「アフター・アワー…

東海林さだお 「東海林さだおの弁当箱−自選・特選 あれも食いたい これも食いたい」

[rakuten:book:10513757:image] 檀一雄シリーズを締める前に、ちょっと寄り道して「丸かじり」シリーズのアンソロジー。 この代わり映えがしないにも関わらず延々と読み続けてしまう(約800ページ、まさに弁当箱)感覚は、特定ブルースマンのボックス・セ…

Fred & the New J.B.'s 「Breakin' Bread」

レコードコレクターズ増刊「ジェイムズ・ブラウン−永遠のファンキー・プレジデント」で仕入れた情報に基づき購入。聴いてみようじゃないの、JBズが演奏する「スキンタイト」を。 良いです。格好良いです。「ありがとうゴッドファーザーJB、僕達に自身の…

「レコード・コレクターズ6月号」

8枚全部購入してスペシャルボックスも入手しようかという勢いだったのですが、改めて検討してみると「フレッシュ」も含めて今回のスライ関連の再発にはどういう訳か食指が動きません。

Charlie Christian, Dizzy Gillespie 「After Hours」

現在、ロス・ラッセル「バードは生きている−チャーリー・パーカーの栄光と苦難」を読んでいるところ。ミントンズ・プレイハウスを描いた第11章前半の素晴らしさに矢も楯もたまらず購入。 途轍もなくヒップな音源。ジェリー・ニューマン偉い。 思っていた程…

檀一雄 「檀流クッキング」

「わが百味真髄」に引き続き、檀一雄の食物エッセイ。 これはエッセイではなく、本当に実践的なレシピ集なので、読み物として楽しいということもなく。とはいえ、季節感のようなものが優雅に漂っていて、途中で放り出すほどつまらなくもなく。 という中途半…

売払い

チャールズ・ブコウスキー「町で一番の美女」 チャールズ・ブコウスキー「ありきたりの狂気の物語」 ミュージック・マガジン増刊「なんだかんだでルンバにマンボ−中村とうようのラテン音楽案内」 木村恒夫監修「TOEICテスト新模試600問」 Raymond Mu…

選択5月号

メモ 国連振り回す「アフリカ連合」の実態−「烏合の衆」から脱出できるか。 緊迫するイラク北部「クルド地域」−石油の宝庫「キルクーク」を巡って イラン政権追い詰める「金融制裁」−ア大統領は自滅の可能性も 国際アジェンダ考(125)過激化する「武器取…

Perrey-Kingsley 「The Out Sound from Way In!; The Complete Vanguard Recordings」

スカタライツ「ハロー・マザー」を聴いて思い出し、ペリー&キングスレーのファースト・アルバム「ジ・イン・サウンド・フロム・ウェイ・アウト!」を引っ張り出して聴き直していたら、セカンド・アルバム「カレイドスコーピック・ヴァイブレーションズ」が…

檀一雄 「わが百味真髄」

種村季弘「食物漫遊記」で引用されていた檀一雄の食物エッセイ。「わが百味真髄」からスタート。 料理好きになった由縁とその放浪癖との関係を分析する前書きでもう圧倒されますが、息子檀太郎氏の回想も凄いです。流石火宅の人。 「わけのしんのす」って凄…

Vladimir Horowitz 「Horowitz Plays Rachmaninoff」

ラフマニノフのピアノ協奏曲。2番に続いて3番。デイヴィッド・ヘルフゴッドでは面白くない(「シャイン」のサントラは持っている)ので、ホロヴィッツ/ライナー/RCAヴィクター交響楽団の1951年の録音で。 最初に聴くには癖がありすぎるチョイスの…

小林まこと 「柔道部物語(1)〜(7)」

ゴールデンウィーク用に購入したものの、思いの外早く届いてしまい、届いてしまったので読み始めてしまい、結局ゴールデンウィーク前に読了してしまいました。 「スラムダンク」同様、経験者でないと描けないであろう柔道の面白さや部活の楽しさがビシっと伝…

伊丹十三 「ヨーロッパ退屈日記」

何で読もうと思ったのか、悲しいかなつい先日のことがもう思い出せない。山口瞳繋がりだったか美食エッセイ繋がりだったか、多分そんなところ。それとも書店で見かけたんだったか。 伊丹十三=映画監督として認識している世代ですが、その前のハイブロウな文…