2013-01-01から1年間の記事一覧

「キャデラック・レコード−音楽でアメリカを変えた人々の物語」

NHK−BSプレミアムで6月7日放送。ダーネル・マーティン監督。2008年。 キャデラック・レコードってどんなレーベルだっけ?と思いましたが、チェス・レコードを題材にした映画。音楽で成功してキャデラックを手に入れるという正の側面、印税の支払…

売払い

デイヴィッド・セイン/佐藤淳子「敬語の英語」 デイヴィッド・セイン/佐藤淳子「敬語の英語<実践編>」 村上春樹 「東京奇譚集」 村上春樹 「アフター・ダーク」 村上春樹 「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」 村上春樹 「1Q84」 トルーマン・…

新潮45編集部編 「凶悪−ある死刑囚の告発」

歌舞伎町の写真集に興味を持ち始めたあたりから、下世話な興味が止みがたく、貧困やアンダーワールド関係のノンフィクションが読みたくてしょうがありません。 他方で、その手のものはあまり読んでもしょうがないという気もして、あまり積極的に掘っていなか…

「ジェネラル・ルージュの凱旋」

NHK−BSプレミアムで10月5日放送。中村義洋監督。2009年。「チーム・バチスタの栄光」の続編。 阿部寛の出番も減り(原作より多いようですが)、前作のコメディー的要素がかなり後退。ミステリーの側面も相当薄まっています。 その分、堺雅人が漫…

売払い

アントン・チェーホフ「チェーホフ・ユモレスカ−傑作短編集?」 アントン・チェーホフ「チェーホフ・ユモレスカ−傑作短編集?」 青柳いづみこ 「ドビュッシー−想念のエクトプラズム」 沢木耕太郎 「凍」 宮部みゆき 「火車」 将口泰浩「キスカ島奇跡の撤退−木…

村上龍「心はあなたのもとに」

「半島を出よ」に久々に圧倒的された村上龍(とはいえ読んだのはもう6年前!)。「歌うクジラ」(2010年)の文庫化を心待ちにしていたところ、あまり期待していなかった本作(2011年。連載(文學界)は2007〜2010年)の方が先に文庫に。 読…

「男はつらいよ−噂の寅次郎」

NHK−BSプレミアムで8月20日放送。山田洋次監督。1978年。シリーズ第22作。マドンナは大原麗子(初登場作品)。 大原麗子のマドンナは記憶にあったのですが、第34作「男はつらいよ−寅次郎真実一路」(1984年)の方でした(別キャラクター…

「レコード・コレクターズ11月号」

メモ Various Artists 「Disney Jazz Giants Collection」 The Beatles 「On Air - Live At the BBC Vol.2」 鈴木啓示「ゴースト・ミュージシャン−ソウル黄金時代、アメリカ南部の真実」 ロバート・グリーンフィールド「アトランティック・レコードを創った…

古庄弘枝「沢田マンション物語− 2人で作った夢の城」

都築響一「珍日本紀行−西日本編」で紹介されていた、高知市の沢田マンション。wikiで調べていて一番驚いたのが、建築した沢田嘉農の「32歳にして、当時13歳の妻裕江と実質的な結婚生活に入る」というプロフィール。下衆な好奇心を満たすべく、都合良く文…

椎名林檎「勝訴ストリップ」

「無罪モラトリアム」に続いてセカンド。2000年。 「セカンド・アルバムなんかはまだ『無罪〜』が100万枚越えする前、レコーディング自体を面白がっていた時期に録ったもの」とのことですが、ファーストの手応えを踏まえた純化路線という印象。 特大…

渡辺克巳 「新宿、インド、新宿」

権徹の歌舞伎町写真集からの流れで購入。渡辺克巳という写真家のことも、本作がどういう位置付けになるのかもよく知りません。 権徹よりは報道色は薄め(ポートレイト中心)なので、センセーショナルさはあまりないですが、時間軸が長い分、味わいが深いよう…

「男はつらいよ−純情編」

NHK−BSプレミアムで7月16日放送。山田洋次監督。1971年。シリーズ第6作。 シリーズ最終作とすべく製作した前作がヒット。大映のスター若尾文子をヒロインに据え、気合を入れ直して作ったのが本作。 冒頭のテレビ放送「ふるさとの川−江戸川」か…

あだち充 「H2(1)〜(20)」

特段のきっかけもなくあだち充。全く未読かつ世評の高そうな「H2」にしてみました。1992年〜1999年連載。 垢抜けなくて、行き当たりばったりで、ワンパターンながら、ツボにはまるとやはり一定の破壊力があり、確立したフォーミュラのある人の強味…

「若草の萌えるころ」

BS11で9月8日放送(CMあり)。ロベール・アンリコ監督。1968年。村上春樹「アフターダーク」の元ネタ、という一点のみで鑑賞。 ロベール・アンリコが「冒険者たち」(1967年)の翌年に、同じくジョアンナ・シムカスをヒロインに撮ったのが本…

「選択10月号」

メモ 安倍の次の一手は「派閥殲滅」−政敵排除に専念 政界スキャン(344)−「安倍の次は谷垣」説は本当か 霞ヶ関「弱体化」狙う官邸−「安倍栄えて国亡ぶ」公務員改革 シリーズ企業研究・セブン&アイHD−加盟店「収奪ビジネス」の悪辣

李小牧/権徹「歌舞伎町事変1996−2006」

権徹「歌舞伎町」が面白かったというか、微妙に食い足りなかったというか、もう少し他のアイテムも見てみたくなり購入。 その「歌舞伎町」と写真の使い回しが多いのは残念。アンダーワールド/ヴァイオレンス系に偏っているのも面白みに欠けるように思います…

日本書票協会 「書物愛−蔵書票の世界」

本/本棚関係書籍を読んだついでに、未読だった蔵書票本もやっつけることに。モメンタム重視。 かねてより、蔵書印あるいは蔵書票というものに関心があり、篆刻か蔵書票の本を探した結果、最も入手容易だったのが本書。 書物に貼り付ける添え物として、本来…

権徹 「歌舞伎町」

石原慎太郎の功績か、近年、歌舞伎町もさほど怖さを感じないような気になってしまいますが、現状まだどれぐらい危ないのか、かつてはどれほど危なかったのか、出歯亀根性丸出しで入手してみました。 センスのないキャプションが邪魔ですが、インパクトのある…

椎名林檎「無罪モラトリアム」

リアルタイムでは嫌悪感を覚えつつ、貰い物のMD(古い)をそれなりに聴き込んでいた椎名林檎。MDはハード・ソフトともとっくに廃棄してしまったところ、特にこれといった理由もありませんが、初期2枚を改めて聴いてみようかと思い立ちました。まずはフ…

「男はつらいよ−寅次郎忘れな草」

NHK−BSプレミアムで6月11日放送。山田洋次監督。1973年。シリーズ第11作。リリー/浅岡ルリ子初登場作品。 時代劇・夢オープニングは他にもあったと思いますが、本作での本編とのつながりはいまひとつな気がします。 朝日印刷工場の工員水原は…

ひよこ舎編「作家の本棚」

新潮社編「私の本棚」に続いて本/本棚本。こちらは写真が豊富で、読み応えはありませんが、見応えがあります。 角田光代という人を全然知りませんでしたが、望月峰太郎好きを明言していて驚き。「あと歩きながら読めればどれだけいいかと思って」という心情…

「ボーン・アルティメイタム」

NHK−BSプレミアムで8月5日放送。ポール・グリーングラス監督。2007年。シリーズ第3作。 原作はロバート・ラドラム「最後の暗殺者(The Bourne Ultimatum)」(1990年)。前2作同様、原作というよりは原案という程度である模様。 3作目にし…

新潮社編「私の本棚」

転居後、2ヶ月以上経過したにもかかわらず、本棚を未購入で床に積みっ放しで、いい加減になんとかしようと決起。 何となく記憶に残る書棚としては、伊丹十三のポートレイトの背景に写っていた枡目棚、ガブリエル・ガルシア=マルケスの書斎(たぶんPlay…

「ボーン・スプレマシー」

NHK−BSプレミアムで7月8日放送。ポール・グリーングラス監督。2004年。シリーズ第2作。 原作はロバート・ラドラム「殺戮のオデッセイ(The Bourne Supremacy)」(1986年)。前作同様、原作というよりは原案という程度である模様。 前作で製…

都築響一 「珍世界紀行−ヨーロッパ編」

「珍日本紀行」に続いて「珍世界紀行−ヨーロッパ編」。 「珍日本紀行」では、東日本編よりも西日本編に歴史や風土を感じさせる物件が多くて楽しめましたが、ヨーロッパ編は当然ながら更に奥行きを感じさせます。あまり知られていないけどちょっと凄い/面白…

「ボーン・アイデンティティー」

NHK−BSプレミアムで6月10日放送。ダグ・リーマン監督。2002年。ボーン・トリロジー第1作。 夏休み対応のチョイスだったようで、吹替メインの放送。デジタル放送の吹替の台詞を起こした字幕で鑑賞したため、微妙な違和感あり。 原作はロバート・…

「レコード・コレクターズ10月号」

「ビル(ワイマン)独特のベースの持ち方には理由があった。足元から照らされる照明をベースのネックで遮り、前列にいる女性ファンの顔をよく見るためだ。気に入った女の子を見つけると、ビルは口の動きで部屋番号を教えていた」という初耳の珍説(ゲレッド…

都築響一 「珍日本紀行−西日本編」

文庫限定、都築響一シリーズ。「珍日本紀行−東日本編」に続いて西日本編。 東日本編に今ひとつ乗り切れなかったので心配だったのですが、西日本編は歴史や風土を感じさせる物件が多く、比較的楽しめました。 特に、富山県小矢部市の「メルヘン公共建築」のシ…

「ミシシッピー・バーニング」

NHK−BSプレミアムで6月12日放送。アラン・パーカー監督。1988年。アカデミー撮影賞受賞。 1964年にミシシッピ州フィラデルフィアで公民権運動家3人が殺害された事件がモデルですが、当時公民権運動にまったく協力的ではなかったFBIがヒ…

「選択9月号」

メモ 安倍とパチンコ業界の「蜜月」−カジノ実現は「利益誘導」 「安倍−菅」関係に危機の秋−ガラス細工の「官邸パワーバランス」 中部電力「首都圏進出」の内幕−電力自由化の「骨抜き」が狙い 「好事魔多し」ソフトバンク−周波数問題で露見した「四面楚歌」 …